平成14年の学祭の発表内容です。
・昆虫班
今年の昆虫班は、宇都宮市柳田町の鬼怒川付近にて
蝶の発生調査(柳田調査)を行いました。
調査は1968~1975年に生物研究会の先輩方が行った調査方法に従い、
そのときのデータと比較し、
古今の環境・その他による蝶への影響を考察しました。
比較した表(昆虫班)
・サンショウウオ班
1991年から宇都宮市内で観察しているトウキョウサンショウウオについて、
今年も生息状況を調査するとともに、
産卵時期と最低気温・降水量の関係を調査しました。
また、日光市大谷川上流における
ハコネサンショウウオの優占型を調べることを目的として、
体色・模様に関する調査を行いました。
ハコネサンショウウオ
・魚班
魚班では、例年通り上三川観光やなにて
24時間調査を行いました。
総漁獲数はこれまでもっとも多く、
昨年度までと同様に日の出、日の入りに多く捕れることが確認されました。
やなの模型
・植物班
今年の植物班では、昨年と同じように畑での野菜作りと、
新調査としてフェノロジー(植物季節学)の調査、
さらに、宇大構内の植生調査を行いました。
昨年の野菜作りの失敗より、
今年は詳しい観察記録を付けて行いましたが、
収穫はナス・シシトウ・トウガラシ以外はあまりよくありませんでした。
新しく始めたフェノロジーとは、
周囲の植物の開花期・結実期などの植物の生育段階を観察し、
長年続けることによって、気候の変動などを調べられるというものです。
今年は8月から10月だけの調査となってしまいました。
宇大構内の植生調査は1993~1999年の結果と比較を行いました。
発表内容(植物班)
・高山植物班
今年の高山植物班では、
日光白根山の登山口から山頂までを7つの区間に分け、
月1回区間ごとに見られた高山植物の生育分布を調べました。
また、夏合宿は八ヶ岳に行ってきました。
・その他
尾瀬合宿
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